こちらは、2006年3月にMSNマネーにて掲載されたものです。
紹介している金利は現在と異なる場合がありますので、
ご注意ください。
価格・地域ともに納得できる土地を見つけたのに、近くに支店がないとか、都市計画区域外という理由で、お得なキャンペーンをやっている金融機関からは融資を断られた・・・というケースも少なくありません。そんな条件の方は、地元のJAにアプローチしてみてはいかがでしょうか?意外とお得な金利で借りられるかもしれません。
住宅ローンでは、金利よりもまず、「我が家はどの金融機関でお金が借りられるのか」が重要です。幾ら低金利やメリットの多いキャンペーンを実施していても、金融機関がOKを出さなければ融資が受けられず、家を建てる、あるいは購入することが出来ません。
金融機関から借りられるかどうかの基準として、借主の属性(年齢・勤務状況・収入・借入に対する1年あたりの返済金額)と、物件内容(所在地、購入あるいは新たに建てる建物の評価額)があります。一般的に借主の属性よりも物件内容が優先されます。
そこで、やはり評価額が高いもののほうが融資される確率が高くなります(=借りられる金融機関の選択肢が広がる)。つまり、土地の評価が低い(安い)地域と、借入先の金融機関が限られてきます。具体的には都市計画区域外の土地や宅地以外の土地であると、メガバンクや都銀といったところからは、よほどのことがない限り融資を受けられる可能性は低いのです。
せっかく安く物件が手にはいると思っていたのに、借入先が限られるのは非常に残念なことです。借入先が限られるなら、借りられる可能性のある金融機関(地元の地銀、信金、労働金庫、JAなど)をできる限り調べてみましょう。
なかでも見落としがちなのがJAです。農家の方でなければ借入できないのでは?というイメージがありますが、実際は所定の加入金(1万円以上数万円程度。各JAにより異なる)を支払えば組合員になることができますので、住宅ローン借入も可能です。
ここ最近かなりお得な商品も出てきています。例えば、JAバンク長野では、長期固定金利で当初10年1.9%、11年度以降は3.1%(2006.3.25現在)という驚くような金利を設定。このキャンペーン金利については、ポイント制になっており、JA共済(生命・損害)への加入状況や給与振り込み指定、JAカード契約など、所定のサービスを申し込んでいることが前提です。
もし、JAバンク長野で、この金利で借入できた場合、支払いはどの程度になるのでしょう。
例えば、2,000万円を30年間で借りた場合(ボーナス払いなし)
当初10年間は月々72,928円(年間875,136円)
11年目以降は月々81,435円(年間977,220円)
支払総額28,295,760円。
同じ2,000万円を例えば全期間固定2.85%で借りた場合、月々82,712円(年間922,544円)、支払総額29,776,320円。同じ長期固定金利でも段階金利と全期間同金利では148万も差がつきます。
その他のJAの金利例(2006.3.25現在)
○JAバンク徳島/当初10年2.40%(11年以降3.31%)
○JA岡山西/当初10年2.3%(11年以降3.2%)
○JAバンク大阪/当初10年1.95%(11年以降は店頭金利より0.5%優遇)
○JAバンク滋賀/35年固定2.76%
○JAバンク長野/25年以内、2,500万円までの借入の場合、全期間2.3%
JAは他の金融機関と同じく申し込み手数料・保証料がかかりますが、繰り上げ返済手数料が比較的低く(1回につき数千円程度。ゼロのところもあり)、一部返済時の最低金額も特に制限を設けていないことが多いので、繰り上げ返済しやすい金融機関と言えるでしょう。
ただ、上記の例のとおり、各県や地域により独自で商品や金利を決め、同じ「あんしん計画」という名称でも内容が異なる上に、手数料や借入基準もまちまちになっています。購入予定の土地の近くにあるJAに問い合わせる必要があります。